さめも

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【ポケモン ダブル】2019~ポケモン剣盾の構築まとめ

まとめます。思い出したら色々追記するかも

2019

サンルール

1.脱出トリルルナオーガ(INC11月)

24-2 レート1820くらい

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方針はカイオーガ+防塵ゴーグルトリル伝説。鉄球カイオーガ展開の遅さを、最速脱出ガオガエンと球モロバレル(めざめるパワー炎)で補完。テテフはドーブルゼルネアスルナアーラ対策で、ねこだましを封じながらちょうはつや削りを入れる。コケコは相性の悪いイベルタルへの見せポケに近く、あまり選出しない。

勝海さんが大体同じ構成で、コケコの枠にパワー系アイテム(2つ目の鉄球)あまごいレヒレを採用していて、天才かとなった(モロバレルを対策しつつ上位で流行っていた耐久グラードンに強い)。

大会としては、対戦数にかなり余裕があったが、ちょうど1勝分ほどボーダーを読み間違えてしまった。ムーンルール(Z技解禁)でも上記をベースにしたが、ルナオーガへのメタが厳しく、戦績は悪かった。ディアイベル ガエンドクロ トドンナットに当たった時は泣いた。

 

ウルトラルール(メガ・ゲンシ・ウルネク解禁)

2.オーガレックヌケニン(JCS予選4月)

32-4(エラー1) レート1844で1位 予選抜け

サブロムが29-6レート1832で7位

(YTがレート1822)

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アカバさんが勝ちまくっていたオーガレックヌケニンヒレをパクる。大会前にみずびたし+ヌケニンのコンボ自体は有名になっていたが、コンボを使わなくてもカプZレヒレ+スカーフカイオーガで削り、後発レックウザ+ヌケニンで詰める動きが強いため、持ち込み。

原案は回復木の実つるぎのまいレックウザだったが、ゲンシグラードンの処理が早い方が良いと考えて、だいちのちから採用の球に。カイオーガのふぶきはレック+バレルに対して、エアロック下のガリョウテンセイと合わせて、乱気流を無視して両縛りにできる(スボ案)。アマージョはしおふき連打で勝てそうな対戦や、てだすけ+スカーフカイオーガが刺さるゲンガーなどに選出し、後発に置かれるナットレイカミツルギに強いカクトウZ。のろいナットレイヌケニンに近い詰め性能で、ミラーとやどりぎのタネを持つナットレイテッカグヤに強いため、ヌケニンの代わりに選出できる(てる案)。

 

3.追い風オーガレックミミッキュ(PJCS2019)

PJCS2019 ベスト8 構築解説

スイス5-2(〇✕〇〇✕〇〇)

TOP32 Day1権利

スボミーさんがTOP8 Day2権利

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スボミーさんのミミッキュZが強い案から、オーガレックと組み合わせたビートダウン。おいかぜレックウザを軸に上から攻め続けるか、ガオガエン・レヒレを用いてサイクル戦を行う。対ゼルネアスを1体で解決できる、ドクZクロバットが美しい。

 

4.昌平グラゼルネ(WCS2019)

世界大会使用 グラードン+ゼルネアス

Day1 4-3(✕〇〇〇✕〇✕)

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構築が全く決めれず、直前にじーんから教えてもらって使用。対オーガレックにりゅうせいぐんボーマンダミラーにこごえるかぜトルネロスとほえるグラードンエスパー伝説系にガオガエンZが刺さる、と予想したメタに強いグラゼルネ構築と感じて持ち込んだ。

実際の大会では、(多分)不利なオーガゼルネ ガルーラガエン トルネバレルに2回マッチ。負け方もだんがいのつるぎツンデツンデに何度も外してトリルオーガで逆転、逆に繰り出しガオガエンを急所に当ててしまってオーガゼルネが並んでしまって負け〜などあまり良い思い出がない…

 

2020

1.ドラパキッスサマヨカビ(ランクマS1)

【S1ダブル最終4位】ドラパキッス+サマヨカビ+カバドリ│リバティノート

ランクマS1 113-41終盤1位・最終4位

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方針は先発ドラパ+キッス後発耐久詰め。初手このゆびとまれ+りゅうのまい・てだすけ+ダイホロウ・あくび流しの択で盤面を取り、後発サマヨ+カビゴン詰めを狙う。トゲキッスしんそくは、エルフーンのような襷持ちに強い。

カバ+ドリュは、主にドラパの苦手なジュラルドンや、一貫する氷打点でトゲキッスを対策してくる相手へ選出する。やりたいことは積み+あくび流し→後発サマヨ+カビゴンで同じ。カバルドンは、同じすなおこしのバンギラスと比較するとボディプレスやあくびが優秀で、天候要員と詰め筋を1枠に圧縮できる。ドリュ+キッス選出も強く、ラムのみ耐久配分があくびトゲキッスを起点にできる。

 

2.インテロンゲ襷ミミッキュ(ランクマS2)

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方針はドラパルト以外を使ってみる。インテロンゲ(SNOWの構築をパクりました)と、じーんからウッドハンマー呪いのお札ミミッキュが良い感じ、と聞いて組み合わせ。先発インテロンゲがうそなき+特殊ダイマ・こうこうのしっぽトリックの攻め筋、後発を先制技持ちの行動保証で固める。

インテレオンは非ダイマ時に強い選択肢(ハイドロカノンバイバニラと並べてふぶき)が取りやすいが、ダイマ前提はドラパルトより弱くて、先発ダイマの形には合わない。

この構築を使った結果、先発ダイマであればドラパ+ミミッキュ+襷が最適であると分かったため、これを軸に大会向けの構築を考える。

 

3.タケカス式ロトムキッス

【剣盾シーズン2】最終3位 サイチェンキッスロトム【ダブル】

ランクマS2 70-16最終6位(2.の構築と併用)

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今は亡きエモンガ大統領が、放送で使って勝ちまくっていたのをパクリ。高種族値で固めたスタンだが、2.で使用した後発ドラパブシンの先制技詰め、トゲキッスのサイドチェンジと球ロトムの初見殺し(当時は誰も使っていなかった)が強かった。

ロトムのわるだくみは、バクアや対面負けへの崩しに有効。ドラパルトはダイジェットで勝ちになる展開を評価して、鉢巻きでもそらをとぶトゲキッスは飛行技切りだとダイマしないので、リリバで行動回数を増やす形が良かった。

 

4.特殊バンドリドラパキッスロトムニンフ

https://pokepast.es/e1c68777ade73c8e

YTがOceaniaIC で5th(スイス12-2)

バンドリドラパキッスの苦手な対ジュラルドンを、特殊保険バンギラスで解決したスタン構築。単体性能もおにびやいかくを誘いつつ、特殊ダイアーク連打やダイアースの味方バフに持ち込める点が良かった。

原案はつるぎのまいミミッキュだったが、YT案で変更したHBニンフィアも、ダイアークやてだすけと相性が良くbo3で立ち回りの幅が広がった。てだすけトゲキッスや特殊球ドラパルトなど、全体に強い型を採用できていて良い構築。

 

5.ファントムビート(INC2月)

https://pokepast.es/d7be610d0399e7fe

35-10 レート1836 27位で予選抜け

RK、(いつの間にか使っていた)げべぼさん・山中大輔が予選抜け

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方針は先発ダイマドラパ+ミミッキュ+襷。先発ダイマドラパ軸を使いたいが、対ジュラルドンの問題やドラパキッス選出時のパワー不足が問題点。INCへ向けて一緒に調整していたRKから、この解決案に最速襷ギルガルドと鉢巻きカビゴンを提案される。それぞれ単体では考えても、ゴースト3体の同時採用(特にドラパガルドの初手)は敬遠していたものの、練習してみるとダイホロウ+襷ギルガルドか味方かげうちによる保険起動→後発鉢巻きカビゴンで押し切る流れのパワーが非常に高く、先に攻め切るため耐性面の一貫も気にならない。さらにHD保険ドラパ+ギルガルドの初手が、対ジュラルドンでも、じならし保険型にはダイホロウ+インファイトで倒し切り、おいかぜ球ダイドラグーンなどには耐久振りで返しの攻撃が通り勝てるため、強さを確信。

上記4体を軸に、安定感のあるドラパ+キッスも可能なトゲキッス(基本4体の苦手な催眠対策でラムのみ+エアスラッシュ)、物理で崩しづらいドサイドンやアーマーガア対策として、水ロトムを加えて完成。ミミッキュドレインパンチは自由枠で、バンドリュに刺さる。

大会としては、15戦残した状態から、ボーダーまであと1勝の苦戦が続き、45戦使い切っての予選抜けが印象的だった。余談だがファントムビートという呼び名は、リンヤさんが同じくゴーストを3体採用した構築に付けていた名前INC F使用構築(最高最終レート1828) ファントムビートダウン&反省会 (文章が素敵なのでぜひ読んで欲しい記事)だが、ツイッターを見てると、この構築の方がなぜかそう呼ばれていた。確かにギルガルドの方がビートダウン感はある。

 

6.バナキッスコータスガエン(日本一決定戦本戦)

https://pokepast.es/f211750c6eabaa30

12-6 レート1559 10位で2021ルール分の予選抜け

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大会に向けた練習会で、らきさんが襷トゲキッス入りの晴れ構築を使っていたのを、パクっていじり。フシギバナ+トゲキッス後発コータストゲキッス+サマヨール後発バンギラスの2パターンが軸で、襷トゲキッスが削りとサポートをこなしつつ、後発の晴れかトリル展開に繋げる。トゲキッスを味方フシギバナ-1のSに設定すると、ダイアシッド→+1ねっぷうと動くことで、ほとんどのモロバレルを倒せる点が特に良かった。

サマヨールはいたみわけとサイドチェンジの両立が、味方保険を狙うより単体性能が上がって強かった。ミラーに強いチョッキガオガエン、詰め性能の高いあくび型耐久コータスと採用したが、ねむりごな耐性は低いので、上位のゴーグルガオガエンやジェット展開で牽制できるエースバーンも強そうに見えた。

大会としては、序盤負け越しからスタートしたが諦めず潜った結果、TOP4も狙える位置(TOP4で決勝大会・TOP50で権利繰り越し)で惜しかった

 

2021

壁ポリグロス(PJCS2021本戦)

https://pokepast.es/35abeae7f269c589

13-6 23位でWCS2022Day1権利

構築がまとまらずに色々試す中、アカヌマに貰った壁メタグロス構築で直前に対戦していると、壁展開から後発保険メタグロス+イカサマポリゴン2を用いたギミックに偶然マッチ。このギミックに非常にパワーを感じて、元々のアカヌマ構築でそのまま再現できたので、パクった(後にベテさんの構築とわかる)。

エンテイ+オーロンゲの盤面作りから、トリックルーム下の保険メタグロスを展開して、耐久バフの乗ったポリゴン2と合わせて詰めを狙うのが主な勝ち筋。ガラルファイヤーと水ロトムメタグロスと補完が良くて、この2体も壁展開と相性が良い。メタグロスのサイドチェンジは、ダイマックス後耐久バフの乗った状態を盾にできる点が強く、大会でも悪ウーラオスのあんこくきょうだをかわして再度トリックルームを貼ったり、テッカグヤダイマックスを枯らしつつわるだくみ水ロトムで逆転したり、と活躍した。

大会としては、あと1勝で20位の会場大会進出ライン(繰り上げで22位まで通過)だったが、開催時間切れで1戦残してしまった点、がいまでも悔やまれる。

2022

1.重力催眠ルナグラピ

https://pokepast.es/d28e2ed269308644

スミヤ・わいぽんがPJCS2022でTOP32

重力催眠+鉢巻きグラードン

全国大会でルナピッピの重力催眠したい! と丸投げされて構築をお手伝い。当初はとても苦労したが、試行錯誤を重ねるうちに、HDルナアーラ+襷ピッピでトリックルーム+じゅうりょくと入る初手を発見。この並びのピッピに集中をかける相手がほぼおらず、ルナアーラ集中やきょじゅうざん+ルナアーラのファントムガード削りなどを逆手に取れる行動で、耐久振り+フレンドガードの固さ(てだすけ+球アストラルビットすら耐える)を活かして、トリル後の強いターンをフルに使う展開へ持ち込むことができる。他にも調整と立ち回りを考えるにつれて、どんどん可能性や動きの幅が見えてきて楽しかった。構築名も語感がいい。

 

2.瞑想オザシエルフ(WCS2022)

https://pokepast.es/8042bc8f1cbfd5f8

Day1 4-3(〇✕〇〇✕〇✕)

既存のカイオーガザシアン構築で練習した結果、先発カイオーガ後発ザシアンボルトロスが強く、サポート役にエルフーンを採用することで、おいかぜ展開も取れるため、これを軸に。この組み合わせで苦手なトリル系統(ディアルガパルキア、白バドレックス)や晴れトリル構築(ルナアーラ)に対して、ダイマ性能の引き上がるめいそうカイオーガを採用した。エルフーン+カイオーガ後発ザシアンボルトロスボルトロスを通す、ガオガエンモロバレルを絡めたサイクル戦でめいそうカイオーガを立てる、の2パターンが軸。

それぞれの型としては、全体に苦手なレジエレキ・ダイアースの一貫に対するHD風船ガオガエン、晴れ構築を意識してリザードンのゴクエン・ミラーとねむりごな対策の襷なやみのタネモロバレルを採用した。ボルトロスは耐久チョッキ型と迷ったが、くすぐるで倒し切る動きや、H振り程度のリリバ持ち白馬バドレックスをダイジェット+きょじゅうざんで倒せるため、球を持つことに。

大会直前に上位陣のくすぐるエルフーンに何度かマッチして、明らかに強かったためパクった。元々あまえる採用だったが-1でも足りる展開が多かったため、それよりも既存の並びからの初見殺し性能が高く、ザシアンとボルトロスどちらと並んでも相手ザシアンやカイオーガを1発で倒せる点(ダイマオーガもダイサンダーで倒せる)を評価した。

 

大会を踏まえて以下変更案。

ガオガエンすてゼリフかバークアウト→まもる(サイクル戦で強く風船と相性が良い。バークアウトはこのゆびとまれ系や黒バドレックスとルナアーラにダメージとなる点で採用していたがどちらかで足りそう)

ボルトロスかわらわり→ばかぢから(ゴリランダーへの打点が欲しい+まけんき発動でHBガオガエンも倒せる点が良い。直前に検討して練習不足から変更しなかった。大会ではあまり影響はなかった)

エルフーンひかりのかべムーンフォース→なやみのタネやアンコール(2つとも新しい勝ち筋を生む技でこの構築とも合う。特になやみのタネは試していたのにミラーに強い点が抜けていた。全体にD方面が硬く壁展開が過剰だった。壁を貼りたい黒バドレックス相手も挑発エルフーンに選出できなかったため。攻撃技切りは考えていなかった)

モロバレル→ゴリランダー(軸の変更になるが構築のパワーは引き上がると感じた。練習で試していたなやみのタネ採用でもよい)

 

大会としては、以下の3敗でDay1敗退だった。

2戦目カイオーガ+白バドレックス(お互い構成相談していたgrandさんと対戦。3戦目ザシアンに対するウォール有無の2択だがそこ以前で勝負できる手はあった)

5戦目ザシアン+黒バドレックス(最終TOP8に残られていたCalvin Fosterさんと対戦。こちらが不利な組み合わせだが加えて2,3戦目で選出行動を読み切られて完敗だった)

7戦目ザシアン+グラードン(2015ルールから知っていて2018全国でもマッチしたSuicaさんと対戦。1,2戦目共に選出は読めたのにこちらのミスが多く後悔の残る展開だった)

特にSuicaさんとの対戦は、準備してきた内容であれば、もっとましな勝負にできたと思うので、疲労した状態でも普段通りに考える体力を付ける、ラウンド間で整理をつけて準備する、など改善が必要だと感じた。

 

剣盾はダイマックスによる戦略の広がりが面白くて、3年通して好きなルールが多かったですが、大会が開催されない時勢が続いて、モチベーションが保てなかったのが心残りです。WCS2022で一区切りついた気持ちですが、今後もしWCSを目標にするのであれば、もっと継続的にプレイしたいです。あと過去を思い出して書くのが大変だったので、もう少しメモを残そうと思いました)